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Eriha Hatakeyama Official Blog

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Spring

私の門下生発表会では、最後に、私も演奏しちゃいます。


私からの演奏のプレゼント。🎁


ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第5番。


またの名を「スプリングソナタ」として親しまれている名曲。


ベートーヴェンが、1801年に作曲したのですが「Spring」として親しまれるようになったのは、彼が亡くなってからなのですょ。


この曲は、私にとって、すごく思い出があって。


ドイツの音楽大学を受験する際に、確か、4〜5曲弾いたのですが。


しかも、私はとめられることなく、全部弾いたような気がします。105.png


この曲は、その中の1つだったんですよね。


受験する前には、秋吉台で今も開催されている「秋吉台の響き」というセミナーに参加して。


世界的に活躍されている一流の演奏家から学べるという、室内楽のセミナーで。


私が参加させていただいたときは、指導陣が、本当に豪華で、贅沢だったんですょ。


このときの、私の課題は、バッハのコンチェルト、そして、スプリングソナタ、さらには、メンデルスゾーンのトリオ。


この3曲を、指定されて、このセミナーで、とことん勉強したのですが。


この時、メンデルスゾーンのトリオに関しては、弾けるViolinistが足りなくて、私、2グループに属さなければならなかったんです。


ものすごく、ものすごく、ハードでしたけれども。


当然のことながら、私、1日のうちに、何回もレッスンを受けなければならずで。


ソロのレッスンに、スプリングソナタのレッスンに、トリオのレッスンを、2組分。


盛りだくさん。


すごい量ですよね。105.png


空き時間は、全て練習ですょ。


とても、幸せなことなのですょ、それは、わかってはいたと思います。


けれども。


ハードすぎたのでしょうね。


私、その施設を、脱走しちゃったの。103.png


それで、こっぴどく怒られたという、そんな思い出もあります。


あっ。


弁解をしますとね。


脱走した訳ではないのですょ。


お菓子を買いに行ったんです!!!!


私、お菓子が食べたくなっちゃったんですょ。


それで。


施設には、ほしいお菓子が売っていなかったんでしょうね、それで、買いに行っちゃったんですね。


無料のチャリを借りて。


空き時間に行ったのですが、脱走と間違えられたっていう。


そりゃそうですよね。


この話は今だから笑える話。105.png


話を戻しますけれども。


スプリングソナタに関しては、なんとなんとびっくり。


私を担当してくださったのは、ピアニストの上田晴子先生!!!!


毎日、毎日、晴子先生がマンツーマンで、私にレッスンをして下さり。


そのときのことは、やはり今でも覚えていますね。


最高のレッスンでしたょ。110.png


最後には、素敵なホールでのコンサートにも出させていただき、この「スプリングソナタ」を、晴子先生と共演させていただいたのです。


最高の幸せ!!!!


私が大好きなピアニスト。162.png


もちろん。


他の課題でもコンサートに出させていただき。


バッハのコンチェルトは、超豪華すぎる講師陣によるミニオーケストラと一緒に、共演させていただいて。


トリオも、2組分の本番。


終わってからは。


先生方からそれぞれに、お褒めの言葉をいただき、特に、トリオに関しては「もう貴方は、立派なヴァイオリニスト。この曲に関しては、プロだょ。」とこの上ないもったいないお言葉をいただいて。


とても感激したことを覚えています。


最高の場所で、最高の先生方と一緒に、数日間、生活をさせていただける。


朝昼晩、同じテーブルで、お食事させていただいたり。


本当に可愛がっていただいていたと思います。


超贅沢。


脱走しちゃったけれどね。103.png


そういえば。


このセミナーでは、チェリストの吉岡くん、なおちゃんも一緒だったのですょ。


もう、20年くらい前の話。


とても懐かしいです。110.png


そうそう。


さっき思い出したことがあって。


ドイツの音楽大学を受験したときのお話。


世界中から、ものすごい人数が集まっていたこの日。


すごく早く入ったのに、色々あって、順番がまわってきたのは、最後から2番目。


私1人で、どれだけ待ったことでしょう。


涙をこぼしながら。


私の番が終わり、そして、最後の男の子の演奏が終わると試験会場の部屋から、professor達が出てきて。


なぜか、全員、私のところにきて、どうしたのかと思いきや「素晴らしかったょ。」とそう言って、1人ずつ、握手をしてくれたのです。


もう大感激ですょ。


このときのことは一生忘れません。


そして。


ある1人の professor(私の師匠)は「どうして、バッハのときに、調弦をしなかったの?もう1度、調弦をしていれば、貴方が1番だった。」とそう言って、このときもお叱りをうけ。


このときからですょ。


私が、必要以上に、異常かなってくらいに、調弦を気にするようになったのは。


現在の私が、生徒たちに、うるさく言っているのは、こういう事があったからです。


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そうそう。


発表会で、何を弾こうかなって迷って。


ピアノの沙織ちゃんと会って話していたとき。


「スプリングソナタとかは?」


「あぁ、良いかもね。」


「春だしね。」


「春分の日だし。」


そう。


発表会の日は、祝日で、春分の日だったのです。


この日も、ぽかぽかなはず。


そう思っていたのですが、予想は大はずれ。


私達がこれを演奏する頃、外は...


雪!!!!


春じゃなくて...


冬!!!!


「冬のソナタじゃないのに。」154.png


私。


最強の晴れ女なんですょ。


何かのときには、必ず、晴れるんです。


けれども。


なんでだろうって。


そうしたら。


思い出しましたょ。


居たんですょ、すごく近くに。


最強の雨女が。


ピアニストの、沙織ちゃん!!!!


そっか。177.png


なるほどねって。


そういえば、山野楽器さんでの本番のときも、爆弾低気圧が到来していたときでしたし。


そして、発表会の日も。


どちらも、予報よりは、少しよくなってくれて、山野楽器さんでの本番のときも、晴れてはくれて。


先日の、発表会の日も、私達が弾くまでは、なんとか雪が降らずに、もってくれたという。105.png


そういうことね。


「晴れ女」vs「雨女」による「スプリングソナタ」


名付けて。


「嵐」


なんちゃって。154.png


なんだか、考えてみたら「Beethoven」らしいなって、ちょっとそういう感じがしたというか。


すごく楽しかったですょ。


沙織ちゃんとも、終わってからも、最近まで、Beethovenのことについて、語り合ったり。


調べてくれていたり。


すごく一生懸命で。


楽しいですよね。110.png


また弾きたいなって。

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by eriha_strings | 2018-04-05 23:38 | DIARY | Comments(0)
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